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短いころに対応した低トルクスラスト針状ころ軸受の開発

株式会社ジェイテクトは、自動車のトランスミッションに使用する低トルクスラスト針状ころ軸受を開発しました。

自動車のトランスミッションには、多くのスラスト針状ころ軸受が使用されますが、トランスミッションの小型化要求から軸受のスペースが小さくなり、短いころ(ころ径φ2mmの場合、長さ3mm以下)を使用するケースが増えています。ころが短い場合、トランスミッションに組付けする取扱い時にころが傾き、脱落する問題があり、従来品では2枚の円環板材を成形した保持器で対応しておりましたが、軽量化、低コスト化、低フリクション化の要求がありました。
 本開発品は、保持器に高精度プレス技術を活用し、1枚の円環板材からなる新形状といたしました。
 ころの傾きを保持器ポケットの端面で支持して脱落を防止し、また、保持器ポケットの端面に凸部を形成しポケット端面と周速の小さいころ端面中心部を接触させて、回転時の摺動抵抗を低減させています。今後は、自動車メーカー、トランスミッションメーカーでの採用に向け販売活動を行なっていきます。

開発品の特長

1.低フリクション化 : 最大▲60%(当社従来品比)
2.軽量化       : ▲20~▲30%(当社従来品比)
3.低コスト化     : 0~▲20%(当社従来品比、数量による)

開発品の外観

開発品の外観

販売計画

◆ 量産開始 2010年(目標)
◆ 販売目標 20万個/月
◆ 売上目標 2億円/年
◆ 販売先   自動車メーカー、トランスミッションメーカー

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