卓越した技能者（現代の名工）に当社社員が選ばれる

2011年度の卓越した技能者（現代の名工）に、当社刈谷工場で勤務する、稲吉喜一郎さんが旋盤工で選ばれ、15日東京にて、厚生労働大臣より表彰されました。

卓越した技能者（現代の名工）とは、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者であり、昭和42年に創設されました。技能者の地位および技能水準の向上を図るとともに、技能の世界で活躍する職人や技能の世界を志す若者に目標を示し夢と希望を与えることを目的として、今年度は全国で150名が選ばれています。

稲吉喜一郎さんは、精密な加工が求められる工作機械の主要部品加工に永年従事し、旋盤加工において歪のない加工精度が求められる長尺物の加工や旋盤加工全般における高度な熟練技能を発揮して現場の要として活躍していました。その功績が認められ今回の受賞となりました。経験と実績をもとに、社内の若年層、中堅技能者を指導し後進の育成に努め、2007年からは愛知県技能検定委員を務めています。近年は、取引企業への機械加工指導や生産性向上などの支援業務にも従事しています。
主な受賞歴として、1980年愛知県職業能力開発協会会長賞、2008年愛知県知事賞などを受賞しています。