ジェイテクト国分工場導入の画期的コージェネレーションシステムが
平成25年度 コージェネ大賞 優秀賞【産業用部門】を受賞
株式会社ジェイテクトは、国分工場で導入しているコージェネレーションシステムにおいて、平成25年度コージェネ大賞 優秀賞「産業用部門」を受賞しました。
ジェイテクトでは、安定して商品を提供するための自前電力と、省エネ・エコロジーを両立すべく、国内の工場を中心にコージェネレーションシステムの導入を推進しています。
2012年の秋に導入した、国分工場のコージェネレーションシステムは、大型設備で発電し排熱を有効活用するといった従来のシステムとは異なり、大阪ガスが提供しているコージェネレーションシステムと、関西電力が提供している「吸着式冷凍機」とを組み合わせるという異色のエネルギーシステムを採用し、総エネルギー効率は74.1%に達成しました。エネルギー効率が良いことから採算性も高く、10年で投資を回収できると見込んでおります。
省エネを実現すると共に、安全性や生産性保持が評価され、今回の受賞となりました。
【ジェイテクト国分工場のコージェネレーションシステムの特長】
①「吸着式冷凍機」で冷熱も有効活用
発電時に発生する低温水からも連続的に冷熱を作り出せる「吸着式冷凍機」を採用。
従来は活用できていなかった低温エネルギーからも冷熱を作り出し、生産設備で無駄
無く使い切る事で一般的なコージェネレーションシステムにはない、高効率化を達成。
②「個別分散方式」でムダを排除
大きな工場には大きな設備というセオリーを覆し、小型コージェネレーションシステム
を導入する「個別分散方式」を採用。
大型設備導入の場合に懸念される、排熱エネルギーのロスやシステム不具合時の代替エ
ネルギーの確保などといったリスクを回避し、各製造工程に最適な小型のシステムを計
2台導入し、環境性の高いシステムを構築。
③停電時には自立運転が可能
節電要請や事故などによる停電の際にも生産ラインを止めることなく、自立運転を行い
発電し続けるシステムを採用し、工場のエネルギーセキュリティを強化。
ジェイテクトは、地球環境に優しく、安定したモノづくりを実現するために、世界中の生産拠点で生産設備の絶え間ない改善を推進しています。