高精度円筒研削盤 GL4P-100SⅢプレミアムを開発、販売開始
株式会社ジェイテクトは、高精度な加工を実現する高精度円筒研削盤GL4P-100SⅢプレミアムを開発し、11月20日~22日に開催するジェイテクトテクニカルフェア2013で展示、販売を開始いたします。
1.開発の概要
近年、高い表面品位、高精度を求められる製品の領域においては、その要求レベルは益々高くなっています。これに応えるため、熱変位や振動を抑制する技術を採用した高精度円筒研削盤を開発しました。
2.設備の特長
①初品から安定した加工精度 –熱変位最小化構造-
・といし台本体、主軸台、モータなど発熱部分に対し冷却を行うことで
熱変位を抑制。
・コールドスタートからの寸法が安定し、補正が不要。
②オーバーホール技術を生かした、振動抑制技術 –高品位研削-
・モータ内部品の動バランス取りを行い、高精度で振動の少ない回転を
実現。これにより、といし台振動を約70%低減し、高品位な研削加
工面(鏡面加工)を実現。
③高精度部品研削用クーラント装置※1搭載
(オプション選択)
・今まで除去できなかった微細なスラッジ(研削屑)の除去が可能とな
り設備へクリーンなクーラントを供給。
・クーラントの高清浄度化により、高精度(表面品位)を要する部品の
研削加工を実現。
※1:高精度部品研削用クーラント装置
フィルタレスろ過装置で、ろ過精度が安定し、フィルタエレメントの廃棄物はゼロ。
5ppm※2の高清浄度を実現。
(フィルタがないため、目詰まり、フィルタ交換がゼロ)
フィルタタイプに比べランニングコスト低減、省スペース化を実現。
※2:5ppm=5mg/L(1Lの液中に残存するスラッジの重さ)
3.設備仕様
4.販売目標
年間 20台
5.販売価格
46,000千円(GL4P-100SⅢ:高精度部品研削用クーラント装置仕様)
6.機械外観