「高機能フィルム展」に初出展
株式会社ジェイテクトは、一般産業向けの販路拡大を目指して、4月16日~18日に東京ビックサイトで開催される、第5回高機能フィルム展(フィルムテックジャパン)に初出展いたします。
本展示会は、FPD(液晶、タッチパネル、有機EL)、新エネルギー(太陽電池、二次電池、燃料電池)、スマートフォン、LED、建材、医薬品、食品包装など様々な分野における高機能フィルム関連技術が一堂に出展する、フィルム技術の専門展です。
ジェイテクトブースでは、長寿命高耐食軸受 「コロガードプロベアリング」を展示し、高精度円筒研削盤「GL4P-100SⅢプレミアム」をパネルで紹介します。
「コロガードプロベアリング」は、水中や化学溶液などで使用される特殊環境用軸受で、従来品に対し、軸受寿命と耐食性を向上させた、長寿命高耐食軸受で、液晶用フィルムの製造現場などに適しています。
製品特徴
高耐食性と高硬度を兼ね備えた高硬度高耐食ステンレス鋼を新たに開発し、以下の性能を向上させた。
①長寿命:軸受寿命を2倍以上(従来比)向上し、装置のメンテナンス期
間の延長。
②高耐食:水や塩水のみならず、薬液など様々な化学溶液に対し、優れ
た耐食性を実現。
オプションとして、調心輪付軸受ユニットを採用することに
より、長尺のフィルム搬送ロールのたわみを吸収。
「GL4P-100SⅢプレミアム」は、熱変位や振動を抑制する技術を採用し、フィルムローラーの製造など高い表面品位、高精度を求められる領域に適した高精度円筒研削盤です。
製品特徴
①熱変位最小化構造による安定した加工精度
・といし台本体、主軸台、モータなど発熱部分に対し冷却を行うこと
で熱変位を抑制。
・コールドスタートからの寸法が安定し、補正が不要。
②振動抑制技術による高品位研削
・モータ内部品の動バランス取りを行い、高精度で振動の少ない回転
を実現。
これにより、といし台振動を約70%低減し、高品位な研削加工面
(鏡面加工)を実現。
③高精度部品研削用クーラント装置※1搭載(オプション選択)
・今まで除去できなかった微細なスラッジ(研削屑)の除去が可能と
なり、設備へクリーンなクーラントを供給。
・クーラントの高清浄度化により、高精度(表面品位)を要する部品
の研削加工を実現。
※1:高精度部品研削用クーラント装置フィルタレスろ過装置で、ろ過
精度が安定し、フィルタエレメントの廃棄物はゼロ。5ppm※2の
高清浄度を実現。
※2:5ppm=5mg/L(1Lの液中に残存するスラッジの重さ)
製品写真
長寿命高耐食軸受 「コロガードプロベアリング」
高精度円筒研削盤「GL4P-100SⅢプレミアム」