CNC円筒研削盤 GE4iシリーズを開発、販売開始
株式会社ジェイテクトは、高精度な加工を実現するCNC汎用円筒研削盤GE4iシリーズを開発し、3月13日・14日に開催します新商品発表会で展示、販売を開始いたします。
1.開発の概要
現在、日本のモノづくりの課題として、就労人口の減少、熟練技能者の減少、海外への生産移転などが上げられています。研削加工は最終仕上工程を担っており、研削盤特有の熟練技能者のカン・コツ・経験に頼るところが多い工程です。また、研削加工で発生する熱や作業現場のわずかな室温変化も、加工精度に大きく影響します。
ジェイテクトは、そのようなお客様の課題への解決策として、『誰でも簡単に高度なモノづくりができる機械』をコンセプトに、いつでも誰でも安定した加工精度が得られる研削盤を開発いたしました。長年、研削盤トップメーカーとして培ってきた技術を集結し、安定した加工精度を保つため熱変位を抑制する様々な技術や、操作性を向上させる最新CNC装置の搭載により、経験の浅い作業者でも熟練者並みのより高い精度の加工を実現いたします。
①徹底した熱容量バランス設計による安定した高い精度の維持
・熱変位に影響をあたえる、室温変化、加工による発熱、モーター・
ポンプなど機械そのものからの発熱に対する性能を向上。ベッドの
形状やリブの配置に工夫を凝らし、熱容量バランスを均等化するこ
とで室温変化によるひずみをミニマムに抑制することを実現。
・クーラント経路の最適化と断熱用アイソレーションカバーによる加
工熱影響の低減。
・砥石台の放熱特性を高め、軸受油の温度上昇を低減。
②真直性と加工表面品位の向上
・高い真直性を実現するために、ボールねじの振れを吸収するフロー
チングプレートを砥石台とテーブル送りに実装。また、長期に亘っ
て摺動面の磨耗を抑制するため定評のある”きさげ”加工を熟練技能
者が入念に実施。
・高精度部品研削用クーラント装置(※1)(※3)で、今まで除去できなか
った循環するクーラント中の微細なスラッジ(研削屑)の除去が可
能となり設備へクリーンなクーラントを供給。
クーラントの高清浄度化により、スラッジや砥粒による工作物への
微細な影響を排除。
③らくらく操作の進化 –CNC機能の向上–
・必要最低限のデータ入力で条件設定可能な「らくらく操作機能」を
向上。
従来、熟練作業者の感覚に頼っていた研削条件を数値化。工作物の
長さと径を入力後、工作物剛性を自動判別し研削条件を自動決定。
・操作前に動作方向をCNC画面に表示することで手動操作時の誤操作
を防止。
・さらに、手動ハンドル(※3)を付けることで、油圧機並みの手動操作
感覚を実現。
④安全・環境・省エネへの配慮
・フルカバー(※3)で、安全環境対応するとともに、開口部を広くし段
取り替え時の作業性を向上。
・停電検出により、砥石を工作物より離間させる機能を標準搭載し、
砥石や工作物の破損を防止。
・待機中にサーボモーターなどの電源を切り、待機電力を削減。
(Ecoモード制御)
※1:高精度部品研削用クーラント装置
フィルタレスろ過装置で、5ppm(※1)の高い清浄度を実現。又、フ
ィルタレスにより、ろ過性能の安定的な維持が可能。(フィルタ
がないため、目詰まり、フィルタ交換がゼロ)
フィルタタイプに比べランニングコスト低減、省スペース化を実
現。
※2:5ppm=5mg/L(1Lの液中に残存するスラッジの重さ)
※3:オプション設定
3.商品仕様
4.販売目標
年間 180台(シリーズ合計)
5.販売価格
11,000千円
(標準仕様 ストレート形、センタ間距離500mm:GE4Pi-50)
6.商品外観
現在、日本のモノづくりの課題として、就労人口の減少、熟練技能者の減少、海外への生産移転などが上げられています。研削加工は最終仕上工程を担っており、研削盤特有の熟練技能者のカン・コツ・経験に頼るところが多い工程です。また、研削加工で発生する熱や作業現場のわずかな室温変化も、加工精度に大きく影響します。
ジェイテクトは、そのようなお客様の課題への解決策として、『誰でも簡単に高度なモノづくりができる機械』をコンセプトに、いつでも誰でも安定した加工精度が得られる研削盤を開発いたしました。長年、研削盤トップメーカーとして培ってきた技術を集結し、安定した加工精度を保つため熱変位を抑制する様々な技術や、操作性を向上させる最新CNC装置の搭載により、経験の浅い作業者でも熟練者並みのより高い精度の加工を実現いたします。
①徹底した熱容量バランス設計による安定した高い精度の維持
・熱変位に影響をあたえる、室温変化、加工による発熱、モーター・
ポンプなど機械そのものからの発熱に対する性能を向上。ベッドの
形状やリブの配置に工夫を凝らし、熱容量バランスを均等化するこ
とで室温変化によるひずみをミニマムに抑制することを実現。
・クーラント経路の最適化と断熱用アイソレーションカバーによる加
工熱影響の低減。
・砥石台の放熱特性を高め、軸受油の温度上昇を低減。
②真直性と加工表面品位の向上
・高い真直性を実現するために、ボールねじの振れを吸収するフロー
チングプレートを砥石台とテーブル送りに実装。また、長期に亘っ
て摺動面の磨耗を抑制するため定評のある”きさげ”加工を熟練技能
者が入念に実施。
・高精度部品研削用クーラント装置(※1)(※3)で、今まで除去できなか
った循環するクーラント中の微細なスラッジ(研削屑)の除去が可
能となり設備へクリーンなクーラントを供給。
クーラントの高清浄度化により、スラッジや砥粒による工作物への
微細な影響を排除。
③らくらく操作の進化 –CNC機能の向上–
・必要最低限のデータ入力で条件設定可能な「らくらく操作機能」を
向上。
従来、熟練作業者の感覚に頼っていた研削条件を数値化。工作物の
長さと径を入力後、工作物剛性を自動判別し研削条件を自動決定。
・操作前に動作方向をCNC画面に表示することで手動操作時の誤操作
を防止。
・さらに、手動ハンドル(※3)を付けることで、油圧機並みの手動操作
感覚を実現。
④安全・環境・省エネへの配慮
・フルカバー(※3)で、安全環境対応するとともに、開口部を広くし段
取り替え時の作業性を向上。
・停電検出により、砥石を工作物より離間させる機能を標準搭載し、
砥石や工作物の破損を防止。
・待機中にサーボモーターなどの電源を切り、待機電力を削減。
(Ecoモード制御)
※1:高精度部品研削用クーラント装置
フィルタレスろ過装置で、5ppm(※1)の高い清浄度を実現。又、フ
ィルタレスにより、ろ過性能の安定的な維持が可能。(フィルタ
がないため、目詰まり、フィルタ交換がゼロ)
フィルタタイプに比べランニングコスト低減、省スペース化を実
現。
※2:5ppm=5mg/L(1Lの液中に残存するスラッジの重さ)
※3:オプション設定
3.商品仕様
4.販売目標
年間 180台(シリーズ合計)
5.販売価格
11,000千円
(標準仕様 ストレート形、センタ間距離500mm:GE4Pi-50)
6.商品外観