超大型横形マシニングセンタ FH1600SW5iを開発
~クラス最大の工作物サイズ~
株式会社ジェイテクトは、農建機、エネルギー、発電機、航空機などの大型量産部品加工に最適で、従来機横形マシニングセンタFH1250SX/FH1250SWを大きく上回り、クラス最大の工作物サイズを誇る、『超大型横形マシニングセンタFH1600SW5i』を開発いたしました。
従来、大型部品加工では、門形マシニングセンタや横中ぐり盤などを使用して、大径深穴加工や中ぐり加工を行っておりました。
本開発機は、パレットチェンジャーと高速性能、高剛性クイル主軸により高い生産性を実現しました。また、門形マシニングセンタと横中ぐり盤の2台を必要とする加工工程を1台に集約が可能となり、段取り時間を削減し生産効率の向上とともに、ワンクランプ加工による加工精度の向上も図ることができます。
超大型横形マシニングセンタFH1600SW5iを市場投入し、国内外の大型部品加工分野への販売強化を図ってまいります。
1.主な特長
①クラス※最大の工作物サイズ(クラス※を超えたサイズの工作物を加工可能)
・振りφ3200mm、高さ2200mm、質量8000kgの工作物積載が可能
・クラス※最長のX軸移動量(3000mm)とクイル軸(W軸:750mm)により、
広い加工範囲を実現、
※1600mmパレットサイズ リニアガイド横形マシニングセンタにおいて
②切削能力を高めた各機能
(1)高剛性クイル主軸
・φ150mmの大径クイル、クイル主軸移動(W軸)にデュアルボールねじ駆動を
採用することによりW軸の送り剛性を高め、安定した切削能力を実現
・主軸軸受は、当社軸受事業本部と協業で開発した大径高剛性軸受を採用し、
剛性を向上
・工作物内加工部位への接近性を向上
(2)高剛性プラットフォーム
・Y、Z軸デュアルボールねじ駆動を採用し、加工時の揺動や振動を抑制し
安定した加工を実現
・X、Y、Z軸に大径ボールねじ、大型円筒ころスライドを採用し、
軸送り剛性を高め、かつ従来機に比べ送り速度を向上
2.設備仕様
3.目標販売台数
7台/年
4.販売価格
2億円