「電動パワーステアリングの絶対舵角検出方法」が
平成27年度愛知発明表彰 発明奨励賞を受賞
株式会社ジェイテクトは、「電磁弁のダブルラップ構造」で、一般社団法人愛知県発明協会主催の平成27年度愛知県発明表彰にて愛知発明大賞を受賞しました。
電磁弁とは、電磁石の磁力を用いて弁を開閉する仕組みを持ち、空気、水、油などの流体の流れを制御するのに用いられる部品です。自動車ではエンジンの燃料噴射装置を初め、トランスミッションの油圧制御に用いられています。
今回の受賞技術は、従来の電磁弁では供給側と排出側それぞれ1箇所ずつ設けていたラップ箇所を直列に複数設けることで、リーク量の低減と電磁部の小型化を両立させることを可能にしました。これによりAT(自動変速機)およびCVT(無段変速機)の小型化と車両の燃費向上に貢献することができました。
ジェイテクトは、No.1&Only Oneの技術を自動車部品、軸受、工作機械・メカトロニクスそれぞれの事業領域で数多く有し、その技術力を日々研鑽しています。ジェイテクトの電磁弁による流体制御技術は、自動車のトランスミッションのみならず、既に発表済のTOYOTA FCV MIRAIの「高圧水素供給バルブ」「減圧弁」にも活かされており、No.1&Only Oneの技術として、社会の信頼に応え、人々の幸福と豊かな社会づくりに貢献し続けています。
【受賞技術イメージ】