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西三河野鳥の会と連携・協力の覚書を締結

株式会社ジェイテクトは「未来のこどもたちのために」をスローガンに持続可能な社会の実現を目指すべく、取組指針「環境チャレンジ2050」と「2020年環境行動計画」を策定し、環境負荷極小化に向けた活動を推進しています。

このたび、12月22日にジェイテクト田戸岬工場と西三河野鳥の会は、工場敷地内においてコアジサシ※1を主とする鳥類の営巣地保全に関する覚書を締結いたしました。

本覚書は、田戸岬工場に飛来・営巣するコアジサシを主とする鳥類に関して、西三河野鳥の会と連携・協力して営巣環境を保護し、自然(コアジサシを主とする鳥類)と人(工場)との共生を継続的に図ることを目的とし、主な内容は以下の通りです。

・営巣環境保全に向けた「保全の会」を設置し、保全に必要な情報や意見交換
・「保全の会」による飛来・営巣するコアジサシ等鳥類の継続的なモニタリング
・コアジサシを主とする鳥類の営巣地保全活動
・生物多様性などの環境教育や希少生物生息域の保全普及・啓発のため事例紹介などの情報発信

覚書締結の背景は、2015年冬季より西三河野鳥の会にコアジサシの営巣地整備や誘引対策などの支援をいただいておりましたが、2017年度の営巣にあたり、外敵への対応遅れにより育雛放棄となり、体制面などの課題が明確化しました。それら課題に対して、西三河野鳥の会とより強固な協力関係を構築することが必要と判断いたしました。

今後、田戸岬工場は西三河野鳥の会と連携・協力のもと、以下の取り組みを行う予定です。
春季:営巣地整備(除草、整地)、誘引対策
 (デコイ※2、シェルター※3の設置、鳴き声の再生)
夏季:営巣状況のモニタリング
秋季:営巣地整備(除草、整地)
冬季:デコイ、シェルターの製作

ジェイテクトの生物多様性保全活動は、「各工場に生息、生育する希少な生き物の保全」、各工場に取り巻く「地域の自然環境の整備」、継続的に生物多様性保全を図るための「環境人材育成」の3本柱で推進してまいります。各工場での希少な生き物の保全活動については、専門家や学識有識者の意見を踏まえ客観的な評価に基づき取り組んでまいります。

※1:絶滅危惧種Ⅱ類(国際希少野生動植物に指定)に位置付けられている渡り鳥
※2:誘引対象の鳥類の模型、※3:雛鳥の避難場所

<関連リンク>ジェイテクトグループ「環境チャレンジ2050」策定について

覚書締結時の様子

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