田戸岬工場で自然共生イベント開催
株式会社ジェイテクトは「未来の子どもたちのために」をスローガンに持続可能な社会の実現を目指し、2050年の環境負荷極小化に向けた取組指針「環境チャレンジ2050」と「2020年環境行動計画」を策定し全社を挙げて環境保全に取り組んでいます。
このたび、「環境チャレンジ2050」の5つの柱の一つ「自然共生・生物多様性」の取り組みといたしまして、6月11日(日)に弊社田戸岬工場で①コアジサシ営巣地整備②環境教育③ランプシェードづくり④工場周辺の清掃活動を狙いとし、自然共生イベントを開催しました。これは社員と家族約160名が参加し実施いたしました。
①コアジサシ営巣地整備
渡り鳥で絶滅危惧種Ⅱ類(国際希少野生動植物種に指定)に位置づけされてい
る希少種のコアジサシが田戸岬工場敷地内で営巣しているため、コアジサシの営
巣地整備を計画しました。しかし、コアジサシの営巣地整備に関しては、猛禽類
やカラスなどの外敵に巣を荒らされてしまったため、今年は繁殖が確認できず実
施できませんでした。
②環境教育
環境教育は、「西三河野鳥の会」のメンバーにご協力いただき、当日の参加者
に鳥類の多様性・生態を楽しく学んでいただきました。鳥類の鳴き声を聞き、選
択肢より正解を選ぶクイズや、田戸岬工場周辺の西三河南部で身近に見ることが
できる鳥類10種ほど生態や姿など写真を交えて紹介しました。
③ランプシェードづくり(コアジサシのシェルター)
ランプシェードづくりでは西三河伝統の“三州瓦”を使い、インストラクターの
アドバイスのもと製作しました。参加した子供たちは好きな形のランプシェード
を製作し、完成したランプシェードは作製者へ配布するほか、コアジサシが外敵
から身を守るための避難場所(シェルター)や工場の植込み等へ装飾として設置
を予定しています。
④清掃活動
田戸岬工場周辺の清掃活動では、日頃通勤で使用している道路をはじめ、工場から
10分ほど離れた一般道路、歩道、植込みなどに捨てられているタバコの吸い殻や弁当
のゴミなどを拾いました。工場へ戻ってからは拾ったゴミを分別して廃棄処理をしま
した。
今回は残念ながら、メイン活動の一つであるコアジサシの営巣地整備を実施することが出来ませんでしたが、避難場所(シェルター)の設置等、弊社では来年度以降も引き続き繁殖が確認できることを目標に自然共生活動を推進してまいります。
また、現在は弊社のみで開催しておりますが、周辺には弊社との関係が深い自動車関連企業等が多く、今後協同で取り組むことができる活動となるよう目指してまいります。