CBNカムシャフト研削盤「GC20S/GL32S」を開発、販売開始
株式会社ジェイテクトは、TOYODAカムシャフト研削盤のニューモデルとして、従来機の機能・性能を維持し、機械の小型化を実現した「GC20S/GL32S」を開発し、11月13日より発売開始致します。
【機械外観】
1.開発背景
「GC20S・GL32S」はエンジン小型化に対応し、高性能、且つ小型化を実現させることで工場スペースの有効活用に貢献いたします。
また、量産ラインで鍛え上げられた機械精度・剛性・信頼性を継承し、お客様に安心して設備導入して頂ける機械として開発しました。
2.製品特長
1)スペース生産性向上
フロアスペースを35%減、ラインスペースを21%減（GC20S 2台、GL32S 1台の場合）、搬送高さを120mm低減させ、スペース生産性を1.5倍向上しました。
※お客様のライン構成によりラインスペース縮小率は異なります。
2)多種工作物生産に対応可能
心間調整量は270mmを確保し、段取り換えなしで多種工作物の加工が可能です。
3)センサ熱変位補正
前日と翌日朝一番の機械温度差による熱変位量をセンサにより補正し、暖気運転時間が削減可能です。長期安定した加工精度を維持します。
3.製品仕様
| 項目 | 単位 | GC20S-50 | GL32S-50 | ||||
| テーブル上の振り | mm | φ320 | |||||
| センタ間距離 | mm | 500 | |||||
| 研削直径 | mm | φ10～φ300 | φ10~φ150 | ||||
| CBN といし |
外径 | mm | φ70 | φ100 | φ150 | φ350 | φ350 |
| 最大幅 | mm | 20 | 20 | 20 | 20 | 60 | |
| 周速度 | m/s | 80 | 60 | 80 | 120 | 120 | |
| といし台 | 送り方式 | - | 静圧角スライド、 リニアモータ |
V平スライド、 ボールねじ |
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| 早送り速度 | mm/min | φ40 | φ30 | ||||
| 最小設定単位 | mm | φ0.0001 | |||||
| 主軸台 | センタ | - | MT. No.4 | ||||
| 最高回転数 | min-1 | 250 | 1,000 | ||||
| 制御装置 | TOYOPUC-GC70 | ||||||
※上記数値は付属装置及びツーリングにより制約を受けることがあります。
4.狙い市場
自動車部品、産業機械部品
5.主要販売地域
日本国内、中国、東南アジア、北米