採用情報

お問合せ

No.1021 2024モビリティ関連技術特集号 グリース潤滑下におけるシールトルク低減およびそのメカニズム解明

カテゴリー 論文
筆者 研究開発本部 材料研究部 河林 毅
研究開発本部 データアナリティクス研究部 大瀧善弘,後藤直規
要旨 本研究では,グリース潤滑下でシール表面粗さの異なる回転軸シールのトルク低減メカニズムについて検討した.シールしゅう動部の油膜厚さ分布の測定にはレーザー誘起蛍光法を用いた.その結果,シール表面の粗さに応じて油膜厚さが増加するとともに,微小な空隙が形成されることが分かった.グリース潤滑下においてシールトルクが減少するメカニズムは,油膜厚さの増加と油膜中の空隙形成による油膜せん断抵抗の減少によるものと考えられる.このことはゴム表面の粗面化だけでなく,表面形状の適正化が重要であることを示す.
キーワード シール,微小突起,レーザー誘起蛍光法,油膜厚さ,摩擦係数
関連リンク

・滝本将生,石川鉄也,原田勝之:自動車ホイール軸受用シールの技術開発(泥水性能,低温環境,超低トルク),JTEKT ENGINEERING JOURNAL,No.1008(2010)63.

関連タグ

Ranking

JTEKT ENGINEERING JOURNAL

メールマガジン

最新号の公開情報をメールでお知らせいたします。ぜひ、ご登録ください。