従業員とともに -
D&I推進
D&Iについての考え方
当社では、多様な人財の誰もがそれぞれの能力を発揮できることは、倫理的観点だけでなくイノベーション創出や競争力向上など企業の持続的成長においても欠かせないものであるとの考え、ダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)の取り組みを進めています。
D&I方針を定め、年齢、性別、人種などの表層的な多様性だけでなく、価値観やスキル、経験、文化、性的指向、性自認など深層的にも多様な人財への取り組みも行っています。
従業員の誰もが公平な機会を持ち、組織の中で必要とされていると感じ、その中でそれぞれの能力や特性を最大限に発揮できるようするため、職場環境や働き方の仕組みの整備に取り組みD&Iを推進しています。
<D&I方針>
- 多様な人財が意欲的に仕事に取り組むことができる職場環境や、働き方の仕組みを整備することで、適材適所を実現し、その能力を最大限発揮させるマネジメントを行う
- 従業員一人ひとりが仕事を通して成長することによって、企業の成長を目指す
理解活動
一人ひとりがD&I推進の目的や意味について理解を深め意識改革を行うことは、D&Iの実践において不可欠だと考え、研修などを行っています。
<活動例>
- 新入社員向けD&I研修
- 全従業員向けD&I関連研修(eラーニング)
- 社内報等での啓発活動
女性活躍推進の取り組み
2015年より女性のキャリア形成に注力しています。2024年には新たに「2026年度に女性管理職比率3.0%」を目標と定め、ジェンダーに関わらず活躍できる職場づくりを進めております。
また、これまで男性育休取得率目標として「2025年度に50%以上」を掲げておりましたが、2023年度実績で57%と達成いたしました。そのため「2026年度に100%達成」を新たな目標とし、さらに男性も育休を取得しやすい環境整備、風土醸成を進めてまいります。


ワークライフバランスの取り組み
当社では育児や介護などと両立している従業員も活躍できるよう制度の拡充を進めています。
2019年にはくるみん認定を取得しております。
<両立支援制度一覧>
障がいのある方への取り組み
特別支援学校などと連携し、継続的に障がいのある方の雇用を行っています。
一人ひとりの特性やスキルに合わせた配属を行い、障がいの有無を問わず誰もが活躍できる職場づくりを進めています。また全従業員向けのeラーニングや社内報を通して継続的な理解活動を行っています。
2023年度より健康経営および障がい者雇用の取り組みなどを目的として、視覚障がいのあるヘルスキーパー(企業内理療師)を雇用し、社内にマッサージ室を開設しました。
視覚障がい者向けには点字ブロックの整備や音声読み上げソフトの導入、聴覚障がい者向けにはパソコン上に会話を表示するソフトの導入など働きやすい環境づくりに取り組んでいます。
ヘルスキーパーがマッサージをしている様子
LGBTQ+への取り組み
性的指向・性自認(SOGI)に関わらず誰もが安心して働くことのできる取り組みを進めています。
全従業員向けのeラーニングや社内報を通して継続的な理解活動を行っています。
採用時の応募書類から性別記入欄の削除や研修を通した啓発活動やSOGI相談窓口の設置、応募書類の性別記入欄削除、社内通称名の導入などを実施しており、今後も誰もが安心して働くことのできる職場環境を目指していきます。
<活動例>
- 全社員向けeラーニング
- 採用時の応募書類から性別記入欄の削除
- SOGI相談窓口設置
- 社内通称の導入
- 性自認に合わせた対応
経験者採用の取り組み
他社で培った経験や知識、スキルを持った経験者採用を強化しております。経験者採用者も各職場で活躍しており、管理職に占める経験者採用比率は2023年度で16.7%です。
公平な評価のもと多様な経験を持つ人財も能力を発揮できる環境を引き続き整えてまいります。
シニア活躍の取り組み
職務等級制度の導入
2020年4月より、現役時代の役職や資格とは切り離し、再雇用後に従事される職務に応じて等級・処遇を決定する制度を導入しました。いきいきと働いてもらうため、「やりたい仕事に挑戦できる仕組みづくり」「仕事のレベルに見合った処遇」を実現しました。
役割等級制度の導入
2024年4月からは、定年後も現役時代と同じ役割を付与された従業員※には、現役時代と同じ処遇を継続できる制度を導入しました。また、正社員同様、プロフェッショナル職制度についても適用し、専門性の極めて高い従業員に対しては市場価値に見合った処遇を行うこととしました。
※ 現役時代に基幹職以上の役割であった方対象
再雇用等級分布(2024年4月)
処遇 | 高い | ← | → | 低い | |||||
管理職※ | 専門職※ | プロ職※ | SP4 | SP5 | SP6 | SP7 | SP8 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
対象者数 | 23 | 110 | 14 | 192 | 120 | 143 | 197 | 25 | 824 |
比率 | 3% | 13% | 2% | 23% | 15% | 17% | 24% | 3% | 100% |
※ 現役時代と同じ処遇